top of page
水路に開く出窓のある家
多摩川近くの水路沿いに建つ3階建ての住宅。
ほとんどの住宅は水路に対して閉じられた外観となっており、内外の関係性はほとんど感じられなかった。
今回の計画では、水路に対して出窓を設けて、積極的に水路のある風景を内部に取り込み、内外の関係性を持たせる計画とした。水路に面した内部空間を“アウターリビング”と名付けて、ある日は洗濯物を干したり、またある日は出窓ベンチに腰かけて、カフェのようなテレワークスペースとして利用したり、使う人の目的に合わせて様々な用途に変化する多様性を持った空間である。
アウターリビングは吹き抜けを介して、2階のLDKとつながり、2階LDKから下を見るとは水路の流れを視覚的に感じることができ、1階アウターリビングからは水路の流れを音で感じることができる。
周辺環境を積極的に内部に取り込むことで実際の広さ以上に奥行きのある暮らし方のできる住宅を目指した。
bottom of page